筆王が住所録を開くところでフリーズする
筆王が住所録を開くところで白ぼてになって固まってしまう、とのご依頼です。
お伺いすると、OSはWindowsXP、筆王はVer.6でしょうか、カーソルを重ねると「fudeoh60」と表示されます。
筆王を起動すると住所録の選択画面、住所録の控え、控えの控え、控えの控えの控え・・・6段階ぐらいできています。
とりあえず前回の住所録で開始すると、確かに住所録選択ウィンドウ部分が白抜きになったまま、先に進みません。
まずは他のプログラムが邪魔をしていないかセーフモードで起動、とその前に、かなりお年を召したパソコンですので念のためSMART情報も確認します(CrystalDiskInfoにて)。
と、
「注意」の表示、代替処理保留中のセクタ・生の値が「3」です。う~ん、これかなあ?
問題の住所録に関連している可能性も考慮し、住所録を新規作成してみると、筆王はあっさり開きます。
ファイルが破損しているのだろうか?とマイドキュメントを開いて筆王のファイルを選択してみると、なんとファイルサイズが0.99GB!
住所録には何件くらい宛先が入っているか伺うと、40件くらいとのこと。
このファイルサイズはあり得ません。調べていくと、控え・控えの控え・控えの控えの控え・・・たちを見ると、ファイルサイズがすべて512MBと0.99GBになっています。
何らかの原因で保存でおかしいことになっているようです。
とりあえず巨大な住所録ファイルを開いてみます。やはり住所録選択ウィンドウ部分が白抜きで、フリーズしているように見えます。が、HDDのアクセスランプを見るとつきっぱなし。それでもじっと待つことしばし、2分ほどしてようやく宛先が表示されました。バカでかいファイルを読み込み終わるのに時間がかかっていただけでした。
巨大な住所録ファイルから宛先データをCSVで書き出し、先ほど新規作成した住所録にインポートして保存、そのサイズは、約500KB・・・実に1000倍~2000倍の容量を食っていたことになるわけで、そら時間かかるわ。
コンパクトな新しい住所録ならスイスイです。問題はなぜそのような巨大なファイルができてしまうのか。はっきり原因は分かりませんがでしたが、ちょっと気になったのがスタンバイ設定でした。2分でスタンバイに入るように設定されています。XPで筆王を起動し、住所録を変更して保存しないままスタンバイ、そして復帰でファイルがおかしくなる・・・?
あくまで仮説ですが、念のためスタンバイ設定をオフ、また、シャットダウンする前に筆王は終了して様子を見ていただくこととして、今回は完了です。